強いられた思考【解答】

 前回の謎解きの解答編です。

 あらかじめ、前回の記事を眺めるか解くかしていただけると楽しめると思います。

 

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 とりあえずの重要な情報としては、大文字アルファベットでの回答、回答順への注意、「ひとつ前の答え」の扱いの3点になるかと思います。説明の7)で「左上に書かれた数字に沿って進む」とあるので、回答順としては上から順に解けばいいということになります。

 

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 四角と丸が何を表しているのかはさておき、見えている英単語から『Candy Pop』の歌詞の一部であることが推測されます。脳内あるいはGoogleで検索をかけると、1番のサビ終わりからの部分であるとわかり、歌詞を当てはめてみると、四角には漢字丸には平仮名が入り、綺麗に空欄が埋まります。

    1=「君」、23=「どり」なので、合わせて「きみどり」となり、答えは英語にするというルールなので、【1】の答えは "YELLOWGREEN" です。

 

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 ひとつ前の答えは "YELLOWGREEN" だったので、右から二つ目の黄緑色の扉からスタートします。最短距離は上図のようなルートとなり、【2】の答えはそのまま "MINT" です。

 察しのいい方なら、この段階で答えの法則性には気づけそう。

 

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 謎のタイトルは『What is Love?』で、メンバー同士の組み合わせが並んでいます。それに加え、SanaとJeongyeonの組み合わせが👻、つまり ghost を表しているとなれば、MVでのパロディが連想されます。JeongyeonとTzuyuの & もヒントです。元ネタとなった映画のタイトルおよびそのスペリングが必要となるため、検索推奨としました。

 上から順に、Pulp Fiction』『Romeo & Juliet』『Leon』のパロディを演じているメンバーの組み合わせであり、タイトルを当てはめた上で数字通りにアルファベットを拾うと、【3】の答え"PURPLE" だとわかります。

 

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 まず、この黒い長方形の中にある単語がそれぞれ何なのかを観察すると、アルバム『YES or YES』の収録曲であることがわかります。ひとつ前の答えで隠れた文字とは、 【3】の答えである "PURPLE" 、つまり紫色のインクで見えなくなっている文字のことです。

 『BDZ (Korean Ver.)』B、『LALALA』L、『SAY YOU LOVE ME』U、『AFTER MOON』Eがそれぞれ隠されているので、【4】の答え "BLUE" となります。

 

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 同じ絵文字が横に並び、その右にはメンバーの名前が書いてあります。この中では、ウサギとDahyun、妖精とMomoの組み合わせが思い出しやすいでしょうか。これらは『TT』のMVでの衣装(仮装?)を表しています。すなわち、絵文字が表しているのは、海賊、ウサギ、ピノキオ、ティンカーベルです。

 それぞれを英語表記にすると(ピノキオが尖ったスペリングなので検索推奨)、Pirate、Rabbit、Pinocchio、Tinkerbellであり、これらの文字数がそれぞれの絵文字の個数と一致します。したがって、絵文字に1文字ずつアルファベットを入れていくと、赤い四角の部分は、P(Pirateの1文字め)、I(Rabbitの5文字め)、N(Pinocchioの3文字め)、KTinkerbellの4文字め)であり、上から読んで【5】の答え"PINK" です。

 

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 この問題は、少し説明が難解になってしまいました。まず、ひとつ前の答えから連想される日本語曲ですが、"PINK" から連想される曲といえば『Pink Lemonade』です。これを上図のようにマス目に当てはめます。

 次に、2回使われる文字について、『Pink Lemonade』の12文字の中では、NとEが2回ずつ使われています。上図では、1回目を青字、2回目を赤字で示しました。そのうえで、「2回目に登場したマスの下にある文」というのは、赤字で示した9マス目と12マス目の下に書かれた文のことを指し、これを繋げると「雪は何色?」となります。

 「2回目の登場」というのが、タイトルの『One More Time』の理由でした。この質問に対する答えである "WHITE" が【6】の答えです。

 

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 まずは、クロスワードを完成させましょう(上図参照)。『BDZ』の収録曲の歌詞であることは一目でわかるので、比較的簡単に埋められると思います。どの曲か忘れた場合も、横に書かれた数字からトラックナンバーがわかります。

 さて、「推移の右にあるのが期末」とは何なのかという話ですが、完成したクロスワード「ス」「イ」「イ」の右のマスに、「キ」「マ」「ツ」があることから、意味が推測できます。ひとつ前の答えである "WHITE" を日本語に直すと "白"、つまり「シ」「ロ」の上のマスを見ればいいということになります。それぞれ「ア」「カ」が上のマスにあるので、【7】の答え"RED" です。

 

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 全く訳のわからない図形だと思いますが、検索推奨ということなのでとりあえず『LIKEY』のMVを見てみましょう。すると、右に書かれたパートが訪れるシーンで、同じ図形が登場することに気づきます。上の図形は0分25秒あたりで映る "GELATO" 、下の図形は3分ちょうどのあたりで左上に映る "SUPER GROCER & PHARMACY" に対応しています。

 そこまでくれば、あとは丸数字に当てはまるアルファベットを拾うだけです。タイトルの『LIKEY』にも丸数字があることに注意して、【8】の答え"APRICOT" です。

 

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 左上のTzuyuの例を見てみると、青マスにBALLOON、赤マスにFUUSENNと書かれており、イコールで結ばれています。二つのマスの関係としては、同じ「風船」という言葉に対して、青マスが英語表記赤マスがローマ字表記をするという関係になっています。

 では、Tzuyuが風船であるというのはどういう意味かを考えると、これは『FANCY』のMVにおいて、Tzuyuのシーンではモチーフとして風船が使われたことを意味します。となると、Jeongyeonは「薔薇」がキーワードです。先述のルールに従えば、青マスにはROSE赤マスにはBARAが入ることになります。

 さて、答えを導くに際して、一番下の2つの赤マスに数字が振られています。先ほど求めたROSEとBARAと見比べて、アルファベットを代入すると、左はSORA右はAOだとわかります。再びルールに沿ってこれらと対応するように青マスを埋めると、左は「空」の英語表記であるSKY、右は「青」の英語表記であるBLUEとなるため、【9】の答えはこの両者をつなげた "SKYBLUE" です。(なお、別解として、9色のメンバーカラーの最後の1色という解き方も可能です。)

 

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 ここまでで、9問の答えが出揃いました。今更ですが、それぞれTWICEのメンバーカラーが答えになっていたことがわかります。解答では、各謎を囲っている縁の色を答えの色にしてあります。

 番号との対応がわかりやすいように、マス目の外に答えを並べました。これを元に、指示のマス目を埋めると、指示は「MEMBER COLORに沿って進みましょう!」となります。3だけ上下反転しており、WをMとして読むことに注意してください。

 「MEMBER COLORに沿って進む」の意味は、ルール説明まで舞い戻る事で気づけます。ルール説明には、この指示同じイタリック体で「左上の数字に沿って進みましょう!」と謎を解く順番について記載されていました。また、その下にはメンバーカラーの順番が示されています。

 そうです、ここまで解いてきた9問を、今度はメンバーカラーに沿った順番で解き直す、つまり、SKYBLUEが答えになっている【9】から始め、BLUEが答えになっている【4】で終わるような順番で解き直せ、というのがこの指示が表す内容でした。具体的には、【9】【1】【5】【3】【8】【2】【6】【7】【4】という順番になります。

 解く順番を変えると、どのような変化が起きるでしょうか。それは、謎の中に何度か登場した「ひとつ前の答え」が違うものになるという変化です。「ひとつ前の答え」を使わないで解く謎の答えは今と変わらないので、「ひとつ前の答え」を用いる【2】【4】【6】【7】の4問(新たな順番での後ろ4問)を解き直してみましょう。

 

〜2周目〜

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 まずは【2】ですが、メンバーカラー順の場合、一問前は【8】になったので、ひとつ前の答えが "APRICOT" となり、スタート地点が右から2番目の扉へと変わります。

 ここから最短距離を辿ると、新たな答えとなる通過するアルファベットは "AUBE" です。答えの文字数もアルファベットで4文字なので、答えとして成立しています。

 

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 さて、次の問題は【6】です。ひとつ前の答え "AUBE" から連想される日本語曲と言えば、AUBEのCMソングに使われた『Breakthrough』が当てはまります。アルファベット12文字という条件にも合致するので、マス目に曲名を当てはめます。

 曲名の中で2回使われている文字はRHであり、前回同様、1回目の登場を青字、2回目の登場を赤字で示しました。ここから得られる質問文は「虹は何色?」です。

 前回の「雪は何色?」に引きずられて「虹色」と答えたくなりますが、それだと答えが "RAINBOW" となり、文字数が合いません。今回の場合は「虹はナンショク?」と読むのが正解であり、虹と言えば7色なので、新たな答え"SEVEN" となります。

 

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 次は【7】です。前回と同じく【6】の次に位置する謎ではありますが、【6】の答えが変化しているのでもう一度考える必要があります。クロスワード自体に変化はありません。

 ひとつ前の答え "SEVEN" を日本語に直したものというと「ナナ」が思い浮かびますが、クロスワードには「ナ」の文字がありません。そこで「シチ」と読み替えることで、「シ」と「チ」の文字が盤面に見つかり、その上のマスを読めばいいことに気づけます。

 したがって、読むべき文字は「アミ(網)」となり、それを英語に直した "NET"新たな答えです。

 

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 2周目最後の謎は【4】です。ひとつ前の答えで隠れた文字ということで、前回は紫色のインクで隠れた文字が答えになりました。今回はというと、"NET" で隠れた文字が答えになります。この "NET" が意味するところは、図の中央下部にあるクモのアミです。(クモの巣の英語表現は WEB が一般的ですが、アミの絵ではあるので一応意味は通ると思います)

 クモのアミで隠れているのは『YOUNG&WILD』の & 以降のすべての文字なので、すなわち新たな答え "WILD" です。

 

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 さて、4つの新たな答えとともにここまで帰ってきました。答えが変わった問題については、上図で赤字で示してあります。

 この答えをもとに、もう一度指示のマス目を埋めてみましょう。変化があるのは、1番・2番・3番・4番・10番のマスです。すると、「ANSWER COLONに沿って進みましょう!」という新たな指示が現れました。3番の上下反転については、新たな答えではSになっているので反転しても同じであり、影響がありません。

 ここでようやく、ルール説明の5)に書かれていた ANSWER が現れました。したがって、これが最後の求めるべき答えであることがわかります。では、「COLONに沿って進む」という指示の意味を考える必要が出てきます。

 "COLON"とはコロン、すなわち ":" という記号のことです。よく見ると、ここまでの謎すべてにおいて、タイトルの部分にコロンが登場していることに気がつきます。また、最後のマス目の用紙を含め、全てのコロンが縦一直線に並んでいます。そこで、このコロンのなす直線に沿って、上まで戻るように進んでみましょう。

 【1】〜【9】の謎ではコロンの下は完全な空欄になっており、元の記事では解説も挟まれていないので、コロンとコロンの間には何も書かれていません。しかし、ルール説明だけは違います。【1】:Candy Pop のコロンと、【0】:ルール説明 のコロンの間にある文字を下から順に読むと、実は「100万に一つを英語で」と書かれていたことに気がつきます。

 

 長くなりましたが、「100万に一つを英語で」と言われれば、もうお分かりかと思います。

 そう、この謎解きの ANSWER"one in a million"

 

 ありがとうございました。